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目的は「川越八幡宮」だったのですが、境内社に「民部稲荷神社」の話が面白いので紹介していきます。TVの「まんが日本昔ばなし」で紹介されたようですが=侍に化け「民部」と名乗り八王子辺りに住んいた老狐とお寺の小僧と和尚のお話で、寺に招かれ民部狐は家来を連れて宴に臨み和尚と意気投合、盛り上がって民部Gと寺Gとで相撲大会になってしまう。これで狐であることがバレてしまい、正体がバレた民部狐は「打ち身の治療術」を伝授して川越方面へ移っていった=こんな伝承があります。民部稲荷神社(相撲稲荷)には足腰を強くするというご利益があり、駅伝選手などに人気があるそうです。
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さて、川越八幡宮は後一条天皇の時代の長元3年(1030)に甲斐守源頼信によって創建と伝えられます。太田道灌がチョロチョロした時代や徳川時代の遥か以前のことです。関東平野は現在と地形と全く異なり、府中や川越の方が交通や文化的にも栄えていました。八幡神社となるとご祀神は15代・応神天皇で神社数は全国に約1万5000社あるとされます。川越八幡宮のように約1000年の歴史があると境内社などにはとかく面白い神様が祀られています。
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Pt↑)の「ぐち聞きさま」は聖徳太子のお姿で、一度に何人もの訴えを聞き分け苦しみ悩む多くの人の救いとなってきたとの伝承があるようです。「ぐち聞きさま」の前に腰を掛けて悩みを打ち明ける。そんな人が居る居ないは別として、興味深いお話です。また剪定がすすんでサッパリしていますが「縁結びイチョウ」とよばれる大木がと鎮座しています。
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