170111_01
東京大学正門を入って左の方向にPt↑)の風化が進んだ銅像があります。このお方はイギリス・ロンドン出身の建築家「ジャサイア・コンドル」です。明治10年(1877)に若干25歳でお雇い外国人として来日、政府関連の建築設計を手がけ、東京大学工学部の前身の工部大学で辰野金吾(東京駅)など多くの日本人建築家を育成しています。代表的な作品では、鹿鳴館、岩崎邸洋館、御茶ノ水ニコライ堂があります。故郷のイギリスには帰らず1920年に67歳で日本で没しています。ジャサイア・コンドルが明治以降の日本建築界の基礎を築いたと言っても過言ではないのですが・・。如何せん活動の場も作品も”東京”に集中しており建築マニアを除けば知名度は全国区ではありません(苦笑)。
170111_02
Pt)は東大農学部の正門近くに2015年に造られた「上野英三郎博士とハチ公」の銅像です。ハチ公と博士のはしゃぐ姿が表現されていますが、両者が会した姿は初めてかも知れません。因みにハチ公の死亡解剖時の内臓は近くの「農学部資料館」に、剥製となった姿は「上野科学博物館」に、その魂は青山墓地の博士の墓所に一緒に眠っています。Pt↓)の「赤門/重要文化財」は東京大学の正門ではなく、江戸時代の加賀前田家の屋敷で、前田家が徳川から嫁を迎える際に造られた門です。映像では東大の象徴として映ります。明治45年完成の東京大学正門は明治神宮、弥彦神社、築地本願寺などを手がけた伊東忠太の作品です。アーチ形状が特徴の法文1号。2号館は内田祥三の設計で、登録有形文化財です。この様に東京大学本郷には「見所」が数多くあるのですが、結局、「全国区で誰もが知っている」となると”犬(ハチ公)”の勝ちです(笑)。
170111_03170111_04170111_05