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江戸東京たてもの園内の『高橋是清邸』です。もとは港区赤坂にあった屋敷を移築しています。226事件の後ご遺族により邸宅の一部と玄関部部分が多磨霊園に移築されていました。結果として戦災を逃れられ平成5年(1993)よりこの地で絵公開されています。Pt↑)は2階からの眺めです。ガラス越しに見えるお庭の景観を「某ジ●リ・プロダクション」が作品の参考にしたとの話はいかにも某プロらしい胡散臭い話です。武蔵野の雑木林は「ととろの森」、年代物の風呂屋は「千と千尋の~」のモデル(?)・・まったく誰が言い出した話やら(笑)。
ベランダのガラスは明治後期の日本製で、技術が未熟な時代だけあって歪んでいます。壊したらエライ事です。気を付けましょう(!)。1936年の2.26事件の際、青年将校に殺害された現場はPt↓)の和室です。ここには屋敷の一部が保存され、赤坂の邸宅跡は高橋是清翁記念公園となっています。高橋是清氏は私生児として生まれ、貧乏足軽の養子となり、現明治学院の前身で学んでいます。アメリカに留学時には奴隷として売られ、帰国後は官僚となるも、転身してペルーで鉱山事業に手を染め大失敗し、再び帰国して大蔵省、貴族院議員、大蔵大臣をへて総理大臣へ就任。そして2.26事件で殺害されるというなんとも波乱万丈な人生を送っています。
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