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いつのまにやらの「四国城郭巡り」も今回は大御所高知城です。高知平野のほぼ中心、大高坂山(454m)山頂に築かれた平山城です。駐車場から天守まで約20分、もう驚かなくなりました(笑)。オリジナルで残っている『木造12天守』の一ツで、数々の天災・火事・地震や明治の廃城令、太平洋戦争などの危機を越え現在でもその姿を残しています。Pt↑)は「追手門」、江戸時代の建物です。門脇には「国寶高知城」の石碑が残っています。
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現在の「高知城」は、天守、本丸御殿、を含む15件が昭和25年に国の重要文化財に指定されています。天守まではこう配続きですが歩きやすく、そう苦行ではありません(嘘)。天守内部は原型を留めたまま、築城の模型や当時の城下の民の生活模様の展示があります。オリジナルの急勾配の階段を最上層に登ると城下町が一望となります。長宗我部氏の後を継いだ山内一豊が1601年に築城を始め1603年に完成しています。1727年の高知の大火で「追手門」以外は殆どが焼失し、現存の天守と本丸は1749年(享保12年)に再建されています。天守が現存する全国12城の一つで、本丸部分が完全な形で残っている城としては全国唯一です。
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