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『紫電改のタカ』という”ちばてつや氏”の漫画がありました。調べてみると「少年マガジン」に1963年7月~1965年1月まで連載された作品で、太平洋戦争末期に本土防空戦のお話です。主人公・滝一飛曹の乗機が太平洋戦争末期に400機ほど生産された日本海軍の最強戦闘機『紫電改』です。現在はアメリカに3機と愛媛県南宇和郡愛南町に国内ではただ1機が保存されています。南宇和郡愛南町がどの辺りなのかさっぱり判りませんが、四国へ行くことがあれば何としても実機をみて見たいと思っていました。なにせ世界に4機です。
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この機体は川崎航空機(現新明和工業)が製作した水上機「強風」をもとに陸上戦闘機に改装したのが「紫電」、更に紫電の離着陸性能の向上のため中翼から低翼に変更したのが『紫電改=紫電二一型』です。『紫電改』は全長9.37m(9.12m)、全幅11.99m(11m) *()内はに零銭52型* と数値的には零戦とそう変わらないのですが、実機を見た感じは呉にあった零戦62型より大きく見えます。
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実機は松山の343航空隊に所属、昭和20年7月24日に豊後水道上空で交戦、未帰還となった機体と思われます。昭和53年11月南宇和郡城辺町久良湾の海底で発見され昭和54年7月に引き上げられ、ここ紫電改展示館に翼を休めています。プロペラは着水時に曲がったまま、他の部分も無理に復元したりせず”出来得る限の作業”といった感じで好感が持てます。
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こうした旧軍機の展示については”戦争礼賛”だのと訳の分からんことを言う輩や政党会派もおりますが、我々の先輩達が、当時の世界最高水準の戦闘機を造りあげていたことを誇りに思ってあげたいと思います。
この展示館には実機の他にも興味深い数々の展示があるのですが、実機の迫力の前には・・。この展示館1階フロアは冷房が効いていますが、2階部分まで冷気が届かず、2階に上がると途端にカメラのレンズが曇りだし撮影には苦労するほどの笑い事ではない高温多湿の極地でした。
・パネルには『紫電改』引き上げの模様や強風→紫電→紫電二一型(紫電改)の変遷の展示があります。・展示館の規模はさほど大きくなく『紫電改』だけが展示されています。白のフィットは今回の使用車です。
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