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文京区小石川の浄土宗・源覚寺です。どちらかというと「こんにゃく閻魔」の方が有名でしょう。久しぶりの参拝ですが、境内が小奇麗になっていました(苦笑)。文京区の指定有形文化財となっている閻魔像は鎌倉時代の作品とされています。判りにくいにですが閻魔像は右眼が黄色く濁っています。これは昔、眼病を患った老婆が寺の閻魔大王像に祈願し続けたところ、夢の中に閻魔大王が現れ、「満願成就の暁には私の片方の眼をあなたにあげて、治してあげよう」と告げたという。筋書き通りに老婆の眼は治り、感謝の印として好物の”こんにゃく”を断って閻魔大王に供え続けたという伝承によります。これによりこの閻魔王像は「こんにゃくえんま」「身代わり閻魔」の名で人々から信仰を集めているそうです。現在でも絵馬などを見ると「眼病治癒祈願」が目立ち、閻魔堂には「こんにゃく」が供えられています。閻魔堂右には、これも『自身の治したい部分に相応するところに塩につけるとご利益があるという』塩地蔵尊があります。立木の補強材に樹脂が塗られグロテスクです。まぁ地蔵尊は見事に塩漬けになっています。
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