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長きに渡った東京駅丸の内駅前広場の工事がようやく完了となりました。と同時に新丸ビル近くに見慣れぬ銅像が造られています。この御仁は長州出身の「井上勝」。伊藤俊輔や井上聞多らと長州藩が英国に遊びに行かせた5人衆の1人で、後に明治政府の鉄道庁長官を務め「鉄道の父」と呼ばれた人物です。調べてみるとこの銅像は台座から頭の先まで約8m(3+5m)。東京開業の1914年に初代が造られ、戦時中の金属供出で撤去。1959年に彫刻家朝倉文夫により再建されています。Pt資料では丸の内中央口(皇室区画)前で皇居向きだったようですが東京駅舎復元工事で撤去され今般現在地に移されました。帰ってきた場所は旧国鉄本社前なので”なるほど感”がありますが、いまさら「鉄道の父」と云われてもねぇ。
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