180223_01
東照宮』で思い浮かぶのは、1)日光東照宮 2)久能山東照宮 3)上野東照宮あたりかと思います。元和2年4月(1616)徳川家康は駿府城で死去。遺言により久能山に葬られ、翌元和3年には日光に改葬されることとなります。さらには徳川・松平一門や譜代や外様大名家も競って東照宮を建立し全国で500>社を超える東照宮が造られています。明治維新以後は廃社や合祀が相次ぎ、それでも約130社の今でも全国的に東照宮が現存しています。芝東照宮は家康の還暦記念に造られた「寿像」を増上寺内に祀るために造られた「安国殿」が起源となっています。
180223_04
寛永10年(1633)には家光の命により新社殿が造られ、寛永18年(1641)には岡藩主黒田忠之により豪奢な社殿となっています。昭和20年の東京大空襲により「寿像」と神木のイチョウを残し社殿は焼失するも、昭和44年(1969年)現在の社殿が再建されています。敷地内には徳川家光が植樹したと伝えられる神木の大イチョウは昭和5年(1930年)より昭和27年(1952年)までは文部省(国)指定の文化財であったが文化財保護法の改正により指定解除がされ、昭和31年(1956年)に改めて東京都の指定天然記念物に指定されています。
180223_05180223_02180223_03