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今年の東京の桜は満開日から1週間過ぎても花散らしの雨が降らず、例年になく見頃が続いたようです。ここ谷中・天王寺境内には谷中七福神の「毘沙門天」が祀られており、毘沙門堂前の桜も見事咲き誇っていました。天王寺(天台宗)は文永11年(1274)の創建とされ、江戸時代は目黒不動尊、湯島天神とともに富くじの興行が許される「江戸三富」とし賑わいました。幸田露伴の小説『五重塔』のモデルになった五重塔は天王寺の境内にあり、昭和32年7月に放火により焼失しています。この放火事件は50歳代男と20歳代女の不倫心中の道ずれに放火したのですが、東京都教育委員会の解説板にはこの肝心な部分が書かれていません。寝たばこの不始末という事ではありません。Pt↓)案内板には谷中霊園での猫達の過酷な生活環境が書かれています。霊園の猫達は餓えやカラスの攻撃をかわして生き延びたエリート達なのです。
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