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池袋から東武東上線というなじみのない路線で1時間ほど、小江戸・川越の先「東松山駅」に到着です。ここ『箭弓(やきゅう)稲荷神社』は駅から徒歩5分ほどにあります。Mid埼玉ということで期待薄でしたが、とんだ勉強不足でなんとも「やばいよっ!やばいよっ!」の稲荷社でした。ご祀神は保食神/ウケモチノカミ(伏見系での宇迦之御魂神・伊勢系での豊受比賣神と同一神と云われますが)です。3系統の神社は雰囲気が異るのですが深入りはやめておきます。和銅5年(712)に小さな祠として創建とありますがこれは伝承の世界でしょう。旧社各は県社、神社本庁の別表神社なのですが、Pt↑)のようにそこらの稲荷社とは神域のあきらかに雰囲気が違っています。
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Pt↑)のように拝殿・幣殿・本殿が一直線に並ぶ「権現造り」と思われます。拝殿に「流れ」が付けられた形式になっており、一般的は権現造りとは少し異なります。資料には本殿は正徳5年(1715)・幣殿は文化8年(1811)・拝殿は天保6年(1835)の建造とありその差が120年あることになります。この本殿に施された『彫刻群』がなんとも素晴らしいのですが、残念ながら梅雨曇りの天気でまともなPtがありません。
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Pt↑)は三の鳥居なのでしょうか(?)なんと明神系鳥居にの袖柱が付けられた「両部鳥居」になっています。これだけの古社ですから昔は神域も広大だったのでしょうが、この場所だけが両部鳥居で、しかもPt↓)のよう社額に鞘堂のような物が付けられています。正直なところ数多くの稲荷社をめぐってきましたが、この様な形式の鳥居は初めて見ました。
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返す返すも曇天なのが残念至極です。箭弓が野球に通ずるとのことで人気の神社程度の認識は崩れていきます。拝殿・幣殿・本殿に施された彫刻は素晴らしく、埼玉県唯一の国宝・妻沼の聖天様の極彩色での復活も素晴らしいのですが、箭弓稲荷社の彩色のない彫刻も甲乙つけがたい作品群です。Pt↓)極々普通の稲荷社だと思っていたのですが・・。
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