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「調神社=つき神社」なのですが、古くからの浦和の人は「つきのみや」と呼びます。「調」の字を「つき」とは読み難いですが神社のことなので良しとしましょう。JR浦和駅から徒歩10分程の欅の巨木に囲まれた神社は浦和の総鎮守です。平安時代編集の「延喜式神明帳」のも記載される古社で、天照大御神(アマテラス大御神)・豊宇気姫命(トヨウケ姫)・素戔嗚尊(スサノヲ神は武蔵一宮・大宮氷川神社の祀神でもあります)の伊勢の神々が祀られています。昔から親しんだ神社ですが他の神社ではあまり例のない面白い(不可思議な)事が多々あります。
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1)12年ごとに注目されるのですが、神域入口の神使像が一対の「うさぎ」になっています。・【想像上の犬に似た寺社を守る守護獣が狛犬です。他神使を狛なんたらとは言いません】・ともかくの古社で「調/つき」と「月」の音が同じことから「月」に因んで神使が「うさぎ」となっているようです。神域の手水舎や神池にはうさぎ像があり社殿にもうさぎの彫刻が施されています。2)Pt↑)神域との結界の鳥居がなく注連縄(本殿前も鳥居はなく注連縄)が張られています。伝承によると神社名は「租庸調」の「調」に由来し、伊勢神宮へ献上の貢物を保管する倉庫群の中に造られ、貢物の運搬の邪魔にならないように鳥居がないようです。この形式は奈良・大神神社にもありました。
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Pt↑)は神域内にある稲荷社です。豊宇気姫命(トヨウケ姫)が祀られているので”きつね””がいない稲荷社です。撮影困難で残念至極なのですが、覆堂の中にある社殿は旧調神社の本殿で江戸時代中期の享保年間(1733年)頃に建立され安政年間までは調神社本殿として使用されていました。修復が完了して社殿に施された彫刻やらが極彩色に蘇っていました。痛みが激しかった稲荷社の復活はうれしい限りです。調神社は浦和でも屈指の欅の巨木に囲まれた森のなかに鎮座しています。地形的には中氷川神社や氷川女體体と同様に舌状大地の突端にあり、海を見下ろすという時代もあったのでしょう。
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