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確かコミック『宗像教授異考録』に掲載があったのですが、現さいたま市大宮区にも「鬼婆伝承」が残っています。鬼婆伝承は福島県・安達ケ原が有名ですが、なんでも「諸国里人談」なる書物には武蔵野国足立郡(現在のさいたま市大宮区)にあった安立ケ原が元々であるとの記載があるそうです。「安達ケ原」と「足立ケ原」では確かに音は同じです。どちらが本家かを巡って論争もあったようですが(話自体はたいして差がないので割愛します)歌舞伎の『黒塚』を上演する際には役者が(東京に近い)こちらに参拝していたようなのでやや有利感もあります。
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JR大宮駅から徒歩20分程、武蔵一宮・氷川神社を抜けサッカー場の近くにその『黒塚山大国院』はありました。伝承では『大宮山・東光寺』なのですが移転し黒塚跡地は『黒塚山・大国院』となっています。驚くことに社殿入口は施錠され人の気配は皆無。荒れ放題の廃寺という感じです。看板には【11月1日から節分までは祈祷をおこないます】とあるので休業中(?)とも考えられますが、住宅地のことでお話を聞ける人もおらず、立寄った市立図書館にも資料は見当たらずと残念な一日となりました。
「残念」といえば徒歩5分の距離に鎮座する武蔵国一之宮・氷川神社は他の一之宮に比べて残念至極の状況です。最近はTVの放映もあり、この日も七五三で賑わっていたのですが、初詣の参拝者は200万人を超え全国上位とされる古社として有名なのですが、広大な神域にはトイレの数が少なく、旧式な清潔感に乏しく「一之宮」の名前の割にはお粗末至極です。
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