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墨田区向島の宇迦御魂之命を祀る『三囲神社』です。元和年間に社の改築の際”白狐にまたがる老翁の像”が見つかり、その時に白狐が現れて神像を三回廻ったことから『三囲神社』としたとされています。稲荷伸が白髪の老人の姿をしているのは伝承としたは珍しい話ではないのですが、言い伝えですから”そうですか”としか云いようがありません。久しぶりの訪れたのですが数年前に比べて良い感じになりつつあります。三囲神社の神域では神使(秘書官)のきつねや狛犬(ガードマン)など多彩な動物たちがその姿を見せていますが、Pt↑)は本殿の止瓦付近にあるきつね像です。屋根の四方に置かれているのですが木々に囲まれ写真には苦労させられます。
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本殿の前には「コンコンさん」と呼ばれるきつねの像です。実に穏やかな顔をしていて、目元など笑っているような感さえします。頭の上には烏帽子でも被っているのでしょうか突起があります。口元は『あ』と『ん』ですが『鍵』も『巻物』も咥えておらず足元は何も踏みつけていません。なにより直立した尻尾が実に立派です。実際のところ稲荷社のきつね像にはとんでもない種類があるのですが他の稲荷社では見かけないきつね像です。

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この三囲神社は三越(三井家)の縁のある神社で日本橋や銀座店の屋上には分社が鎮座しています。本殿裏の「三柱鳥居」というパズルか知恵の輪のような形状をした奇妙な鳥居は、三越の三井家が江戸進出にあたり守護神として崇めたと云われています。そんなことで本殿手前には閉店した三越池袋店にあった「守護神補佐としては役に立たなかったライオン像」が何故か1体だけ置いてあります。つぶれた店の名残りはどんなもんなんでしょう(苦笑)。
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