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構想20年、すったもんだの挙句『豊洲市場』が移転開業となりました。歴史と実績の築地市場と開業早々の豊洲市場を比較するのはどだい無理な話なので、ここでは【観光的要素】から気が付いたことをしたいと思います。前提として忘れてはならないのは【豊洲市場は市場であって観光施設ではない】という事です。築地(場内)市場も観光地がではなかったのですが競場、卸売場、魚河岸横丁がコンパクトにまとまって場内市場を形成し、一般商店街の場外市場が加わることで【観光地的な築地】を構成していました。このイメージをもって豊洲市場を訪れると異った状況が見えてきます。
 1)とにかく広い!築地23万㎡に対し豊洲40万㎡あります。水産仲卸売場棟、水産卸売場棟、管理棟、青果棟が独立し、屋根のある連絡道で繋がっていますが、建物に配置上、行きつ戻りつになり、全棟見たら2時間以上必要です 2)コンビニ、売店などはありません。自販機はないに等しく、水産仲卸棟内の「魚河岸横丁」で売られているものは限りがあります。
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 3)業者の仕事場と見学者(観光客)のスペースが完全に分かれています。競場も窓越しに見るだけで工場見学を彷彿させます。仲卸業者も窓越しで店舗の屋根しか見えません。 4)人気の”食事場所”は仲卸売場棟に22軒、管理棟に13軒、青果棟に3軒の38軒(食事処以外含む)しかありません。仮に1軒20席として760席、これが1時間に2.5回転として1900人しか食事ができない事になります(あくまで計算上)。万単位の観光客が訪れれば2時間、3時間待ちは当たり前です。コンビニ&売店はなく施設内は料飲禁止となれば食事難民が溢れます(笑) 5)観光バス&一般車両の駐車場はありません。一般観光客は「ゆりかもめ」の利用を推奨し、観光バス利用の旅行会社ツアー客は無理にこなくともよいようです。
私的見解では、【社会科の工場見学】【食事難民】ではブームの終焉はそう遠い日ではないでしょう。。2年後に着工、4年後完成で「千客万来」なる、寿司屋と風呂屋で利権を争ったヤツが完成すれば観光に特化もできるでしょうが、この施設が完成する事は恐らく無いでしょう。繰り返しますが【豊洲市場は市場であって観光施設】ありません。旧築地市場のイメージで訪れると”アララッ”と思うこと確実です。