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新宿区霞ヶ丘町の「聖徳記念絵画館」、大正15年竣工の”絵画館”と表現される建物です。明治45年に糖尿病の悪化による尿毒症で61歳で崩御された明治天皇と皇后の生涯を描いた日本画40点、洋画40点の当時の名匠の作品が展示されています。勝・西郷の江戸城無血開城の絵など有名どころもあり見どころも満載です。当時の皇国史観による作品ですから突っ込み処もあるのですが、これはこれで有りです。聖徳記念絵画館を含む明治神宮外苑は、明治天皇の大喪が行われた青山練兵場の跡地で明治神宮と同様に全国からの寄付と勤労奉仕により完成したものです。
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この建物は横:約112m、幅:約34m、高:約32mで、ドーム部分中心に左右対称形になっています。外観は花崗岩が張付りですが、大理石を多用した内部意匠は当時の西洋の最新技術とデザインとなっています。この石材によるデザイン構成も大したもので充分に見ごたえがあります。この記念館は日本国の近代化の象徴であり伝統文化の継承者である明治天皇の2面性を象徴しているともいわれているようです。神宮外苑といえばの有名な銀杏並木は記念館へと続く並木道です。玄関からの眺望は、外苑がいかに広大な敷地を有していたかが偲ばれます。
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