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世田谷区・豪徳寺は「招き猫発祥の地」として有名です。ある書籍でこの「発祥の地」についての異なる説を見つけたので、久しぶり(2015.01以来)に出かけてみました。豪徳寺は山号が大渓山豪徳寺の曹洞宗のお寺ですが、昔、この付近には忠臣蔵の吉良氏の流れ(?)の武蔵吉良氏の世田谷城があり当時の吉良氏の当主吉良政忠が叔母の弘徳院のために臨済宗系のお寺を創建したのが始まりとされるようです。武蔵吉良家が没落した後、寛永年間(1633年頃)にこの地を与えられた井伊家が伽藍を創建するななど整備され、井伊直孝の戒名「久昌院殿豪徳天英居士」により「豪徳寺」と改められました。井伊家代々の菩提寺で「桜田門外の変」のテロ事件で暗殺された『井伊直弼の墓所』は国の史跡となっています。
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久々の豪徳寺は緑が映える季節でもありしっとりとした雰囲気に溢れていました。ご多分に漏れず外国人が多くみられますが、この連中に「桜田門外の変」など興味が有るわけなく、お目当てはWebで検索しての「招き猫」なのでしょう。詳しくは次項にしますが、以前から「豪徳寺招き猫伝承」には”待てよ”と思う点がありました。今回の異なる伝承にふれて疑問が氷解したような気がします。
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