190706_09
日本では旧軍機の保存に関しては恵まれていないようです。愛知航空ミュージアムで展示されていた「零戦52型」は三菱重工名古屋航空システム製作所資料室にロケット戦闘機「秋水」と一緒に保存されているようです。この機体は河口湖自動車ミュージアム(個人)が1983年にヤップ島で回収した機体をレストア後→三菱重工に返却→愛知航空ミュージアムで展示→返還となったようです。現在展示中の機体は2013年の映画「永遠の0」の撮影で使われ、佐賀の有限会社馬場ボディーで精巧に手を加えられた機体です。塗装やジェラルミンの質感など見事に中島飛行機製造と思われる零戦を再現しています。当時1万機以上作られた零戦の60%以上は中島飛行機の製造で、靖国の52型や大刀洗の32型は三菱製ですが他の国内に現存するの多くは「中島の零戦」なのです。緑色の塗料Noやスピンナーの形状が微妙に異なるとかの見分け方や、中島製は水平安定板(尾翼)の下方の塗りが斜めで三菱製は塗りが直線的、機体の日の丸縁取りの幅などがあります。実際はレストア時に変えられていることもあるようで確実とは言い難いようです。
190706_08190706_10190706_11