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これも各務原航空宇宙博物館の目玉展示(?)とも云えますが、吊り下げられた機体は「十二試艦上戦闘機」で所謂「零戦」試作機です。なんだって資料も写真も少ない試作機を造ったのかは良く判りません。故吉村昭氏の小説「零式戦闘機」によると、零銭試作機は名古屋の三菱重工(愛知航空ミュージアムあたり)で造られ飛行テストには各務原まで振動で狂いが出ないようノロノロの「牛車」で運んだそうです。当時の最新鋭機を牛車でソロ~リと運んだとは笑えます。博物館資料によると1939年4月に各務原で初飛行して試作の1号機とあり、機体ではプロペラは2枚仕上げ、搭載エンジンは三菱製の”瑞星”です。1万機造られた零戦は三菱重工の代表的戦闘機ですが、60%以上が中島飛行機で造られ。また旧軍に制採用された機種は中島飛行機のほうがはるかに多かったことはあまり知られていません。
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博物館に入って最初の部屋に転じてあるのが、世界最初の動力付き飛行機、ライト兄弟による「ライトフライヤー」と複葉機の方は「乙式一型偵察機サルムソン2A2」です。日本国は明治44年4月の所沢飛行場での国内初飛行以来、数十年で当時の世界最優秀気を造りあげました。この偉業に目をつぶって「若者が多く死んだ零戦の展示は戦争の肯定となる」とか「若い人に見せたくない」などという輩はどんな思考回路をしているのやら…。
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