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靖國神社遊就館の零戦52型展示ホールより館内へ入るのは久しぶりです。遊就館にはペリー来航から太平洋戦争の終結までの日本国が関わった戦争の歴史が展示してあります。徳川~明治の年間は長州史観による展示で納得できない部分も多々あります。昭和の戦争の展示は胸に迫る内容も多く奉納された「花嫁人形」などは涙を禁じえません。写真や手紙など個人による展示の多くは撮影禁止ですが、大展示室だけが撮影が許されています。
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この旧軍機は、「海軍航空技術廠」と「愛知航空機」による艦上爆撃機「彗星一一型」です。零戦や隼に比して知名度の低い旧軍機ですが、陸軍の「飛燕」と同様に水冷エンジン(熱田発動機)を搭載した画期的な機体で同型の「二式艦上偵察機」を含め2253機が造られています。資料によるとこの機体はテレビ局の企画により昭和55年にヤップ島から回収されて復元された機体です。平成28年に再度の修復工事が行われオリジナルに近づけています。旧軍戦闘機以外の艦上爆撃機の展示は珍しく日本唯一ではないでしょうか(?)
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吊り下げられている機体は、ロケット式推進機の「桜花」です。質感が判りづらいのですが恐らくレプリカでしょう。爆撃機の一式陸攻に吊り下げられての出撃模様の展示もありますが、10数回の出撃で桜花搭乗員55名死亡に対し親機の搭乗i員は365名が戦死しているそうです。出撃したら必ず死ぬ為に造られた航空機なんてあり得ない機体があったのです。「狂気」という言葉で終わらせるにはあまりにも悲しすぎます。 Pt↓)これも地味ながら貴重な「九七式中戦車」が展示されています。サイパン島から帰還した車両との事ですが、現在の陸自の一〇式戦車に比べるとトラクター程度にしか見えません。「桜花」と同様”必死兵器”の「人間魚雷・回天」の実物です。
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