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浦和の街(さいたま市)は旧中山道の宿場町として栄えた街にしてはこれといったお祭りがありません。唯一といっても良いのが12月12日に調宮/つきのみや=(断じて調神社/つきじんじゃではありません)=行われる「十二日まち」なのです。例年なら北風が吹く時期ですが、なんとまぁ今年の暖かいこと!これなら露天商の面々も楽々でしょう。それにしてもタピオカやら広島お好み焼きやら中津唐揚げやら宮崎牛やらと具体名の屋台が増えていますね。
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本当に混雑するのは日が暮れてからですが、早い時間ならではの乳母車軍団が目立ちます。この時期は昔なら中高校の期末試験があり学校からは「なるべく行くな!」のお達しがありました。運の悪い奴らは補導員に捕まって説教されて(苦笑)。Pt↑)は調宮の入口です。何度か触れては来ましたが、調宮には「鳥居」がありません。狛犬がなく神社入口には神使の「うさぎ」が一対置かれています。神使=うさぎは全国的にも珍しく干支の兎年は大大混雑です。
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神社の裏手には酉の市ならではの「熊手」を商う店が並んでいます。古い熊手を持参して、新しい熊手と交換して、無病息災・家内安全のシャンシャンシャンがお約束でした。昭和・平成・令和と変わらない習慣なのでしょう。昔はお茶碗やらの食器類などの生活必需品の露店もありました。今はいつでも買える時代ですから無くなっていますが…。
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2日前は大宮・氷川神社で酉の市が行われます。氷川さんは広い神域ですが浦和調宮はさほど広くなく狭い神域にお店が密集しています。子供のころから見慣れたモノなので不思議に思ったことはないのですが、冬空のこの季節に何故か「お化け屋敷」が出店(!)します。ずっと昔からありました(笑)。蛇女やらなんやらと呼び込みはオドロオドロシイのですが、その先は言わない方が良いでしょう。