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国政の中枢「国会議事堂」は昭和11年の完成です。この時代の日本人の平均身長は男が157㎝、女が147㎝だったので今の本会議場傍聴席はやたら狭く感じます。中央区の「歌舞伎座」の昭和26年完成の第四期時代では、同平均身長(17歳)は男163.4㎝、女153.2cmと伸び、平成26年には20歳の男が172.2㎝、女が157.9㎝と推移しています。そうなってくると令和の国立競技場の座席はなんでここまで狭いのでしょう(!)。pt↑)は国立競技場の1階席です。右上の女性(?)は正しい姿勢(笑)で荷物を足元に置いて座っています。前の席には白いコートの女性が座っています。よく見ると右隅に靴先が写っています。男性が普通に座ると足先はここです。座り心地は最低&最悪。とてもリラックスして競技を観戦なんてのは無理な話です。が、見比べるとなんと新競技場の座席には背もたれとドリンクホルダーがあるではないですか!。これは立派な進歩だと云えます(笑)。
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このイス列は横に20席近く並び、センターに座ったらトイレ(確かウォシュレットはありません)に行くのは難行です。平均的日本人にも狭く外国人には拷問的に狭いです。JOCや●成●設やお偉い方々は実際に座ったんでしょうかねぇ?。競技場には3階席まであり収容力は増えています。3階席はスキージャンプ台なみの急傾斜となっていて高齢者や遠近両用レンズ使用者には危険極まりません。なにがなんでも約7万人収容にしたかったのでしょうが、オリンピック以降にここを満席にできるイベントがあるとは思えません。3階席はいりますかねぇ(笑)。
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「杜のスタジアム」がコンセプトとやらで、他にもやらなんやら”耳障りの良い言葉が並びます。法隆寺の五重塔から着想した庇やらは”意味不明”です。これらのお題目とやらは観客席に座ってみれば一言「ふざけるな!」です。「蕎麦屋のセイロの天日干し」や割りばしが並んでいるような姿のどこが”和風”なんでしょうねぇ?マスコミやTVメディアや建築屋の卵には評価あるようですが「姿と形は良いのだが安っぽい」感しかありません。それにしても「和風だっ!和風だっ!」の木材消費では「森林破壊、環境破壊の競技場」と呼ばれかねませんが…。
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