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諸般の事情により自宅でCDを聴きながらの作業が増えています。そんな今日この頃に西新宿方面で嬉しいブツが登場しました。オールマンマン・ブラザース・バンド生残りメンバーによる2020.03.10.のマディソン・スクエア・ガーデンの50周年記念コンサートライブ盤(3CDR+1BDR)です。コロナの猛威がふるうニューヨークで3時間を優に超えるライブとはいやはやです。グレッグ死してオリジナル・メンバーはジェイモだけなり、チャック・リーベル参加はよしとしてもディキー・ベッツの不参加は残念と言えば残念です。逝ってしまったデュアン、グレッグ、ベリー、ブッチ、ラマーや時代を築いてきたダン・トーラー。ジャック・ピアソン。ジミー・ヘリングらの多くの兄弟達。バンド名がなんと”The Brothers"だなんてこれだけで涙ものです。

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Pt↑)は購入時期がCreamのGoodbye Tou Live 1968と被ったこともあり、未聴だった2020年2月発売の【The Allman Brothers Band・Trouble No More: 50th Anniversary Collection 5CDBox】=PtはWebより流用しました=です。Allman'sは2017年にグレック・オールマンの死去でバンドとしての存続は難しいでしょうが、結成50周年の節目に1969年のTrouble No Moreから2014年のTrouble No Moreまでバンドの歴史がこのCD5枚に収められています。Allmann'sにはインスタント・ライブや数々のFM音源などブート屋殺しの多くのライブ盤がありますが、意外な事に歴史網羅のBoxセット【1989 Dreams 4cd】以来です。今でも1971 Fillmore Eastのデュアンの演奏の信奉者が多々おられますが、デュアン亡き後に乗っ取り屋のチャック・リーベルに魂を売ることもなく、ディッキー・ベッツを「ギターが下手」との理由でFAX1枚で「馘」なんて…。バンドとしてのレベルを維持していくのは大変だったでしょう(笑)。歴代のギターにしてもダン・トーラー。ジャック・ピアソン。ジミー・ヘリング。デレク・トラックス。ウォーレン・ヘインズ。そしてディッキー・ベッツとデュアン・オールマン。稀にグレッグ・オールマンと結構なメンツが揃っています。ベースもメンバー変遷が多いのですが、なにせツイン・ギターが売りものなのでギターに目が行ってしまいます。
このBoxセットには1973年ニューヨーク州ワトキンスグレンに60万人を集めたコンサートでのMoutain Jamがあり、Allman'sとDeadのメンバー+ロビー・ロバートソンという超々貴重な音源なのですがグダグダの大外れでした(笑)。他にはジミー・ヘリングとデレク・トラックスのツイン・ギターは珍し音源の部類でしょう。それにしてもCD5枚はヘビーです(笑)