200903_01
大宮駅西口のビックカメラ近くに「庚申神社」はあります。ご祀神は「猿田彦大神」。前項でも触れましたが猿田彦大神を祀りながら「猿田彦神社」ではない例です。「申」と「猿」が共通項とは理解できますが。「猿田彦は白い髭を生やしているから」で「白髭神社」は殆ど屁理屈のようですが、全国には約2000の猿田彦大神を祀る神社がある謎は解けます。案内板にはその歴史が記載されていて、大宮駅西口再開発でそごうやらソニック・シティができるまでは、神社はこの場所ではなかったとの記載があります。
200903_02
元々大宮は鉄道の街として知られ、その大宮駅構内に明治年間に「猿田彦」を祀る祠があったようです。その後大宮駅の拡張工事のたびに祠は移転を繰り返し、明治37年に神社は現在のソニック・シティの鍾塚公園あたりに国鉄職員と地元有志により落ち着きました。当時の大宮駅西口は現埼京線(川越線)のホームが地上にあり、狭っちい駅前で狭い道路、民家が密集していましいて神社があったかの記憶は曖昧です。
200903_03
これで安住の地と思いきや、駅前再開発により昭和60年に現在地へ遷座となります。このような遷座歴の場合は神域は狭くなりがちですがPtのように神社の姿は保たれています。神域には「パワー・スポット」なる埋め石がありました。説明板に説明書きがありますが一見は鹿島神宮の鯰を押さえ込む『要石』の事かと思ったのですが違いました。
200903_04
神木側に神社の歴史に関連する石碑が建っています。
200903_06
猫の額程度の広さかと思うと、神木の銀杏にしてもなかなか立派です。林立する幟には「みちひらき」と書かれています。
200903_05
「パワー・スポット」のついての説明書きです。
200903_07
「石碑について」の解説板。