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さいたま市桜区の『西堀氷川神社』はJR埼京線中浦和駅と南与野駅の中間で、今でこそ住宅地ですが神社は田圃を見渡す丘の上に鎮座していたようです。この付近は埼京線ができるまでは陸の孤島でした。50年前は田圃地帯で頑張れば土地付一戸建てが購入できたような地区です。Pt↑)は神社にあった「西堀小唄」なる歌碑です。浦和市別所沼観光協会推薦 郷土民謡とありますが小唄の存在すら全く知りません。♪西堀よいとこ来てごらん 東京近くて住みよい町よ♪ 笑うしかありません。
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旧浦和市の氷川神社でも少しばかり傾向が違うようで行ってみたのですが、近いが不便とはこの事です。西堀村の鎮守として大宮・氷川神社を勧請したのは応永年間(1400年頃)とされています。ご祀神は氷川さんならではの須佐之男命と櫛稲田姫命夫婦の珍しい例です。本殿は「さいたま市指定有形文化財・西氷川神社本殿」は二間社流造なのですが、残念ながら塀で囲まれていて表からは見ることができません。
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いずれ纏めてみたいと思うのですが、須佐之男命ほど支離滅裂な性格の神はいません。死んだ母が恋しくて泣き叫ぶ子供のようであったり、高天原では悪行三昧では呆れた姉は天の岩戸に引き籠り。高天原から追放されてた途端に櫛稲田姫を怪物から守る英雄となるのですが。交換条件が結婚しろですから厄介な性格です。出雲の国での暮らしで落着かと思えば、自分の娘の彼氏が気に入らす陰湿ないじめ三昧。こんな神様いますかねぇ(笑)
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この西堀氷川神社は境内社の数がかなり多いようです。Pt↑)本殿脇には宝船の七福神、天照皇大神、猿田彦大神、宮比大神、稲荷社、祖霊社、天神社(菅原系)と御嶽神社があり、鳥居からの参道には八千矛神(大国主命)、神明神社(天照皇大神)、丸山稲荷神社、三峯神社(伊弉諾尊と伊弉册尊)等々。近郊神社を合祀合祀した結果なのでしょう。
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