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洞爺湖や昭和新山に近い伊達市に宿泊、翌早朝に約30分ほどの『昭和新山』へ向かいます。洞爺湖・有珠山・昭和新山は「支笏洞爺国立公園」として、近年は「洞爺湖有珠山ジオパーク」として知られます。さすがに早朝なので物産店もロープウェイも営業時間前です。北海道に点在する「ジオパーク」は判りにくいといえば判りにくいのですが『昭和新山』は目の前にそのものがあり説得力が違います(笑)。
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昭和18年12月28日に有感地震が発生、翌年2月から5月には土地の隆起が、6月からは噴火活で溶岩ドームが形成され、昭和20年9月には溶岩ドームは175m(標高400m超)になります。畑作地帯に火山が形成されたという事で、昭和26年に国の天然記念物に、1957年には特別天然記念物。更に有珠山と共に「日本の地質百選」に、更に更に周辺エリアを含め「日本ジオパーク」・「世界ジオパーク」に指定されます。
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『昭和新山』は2年間に17回の火山活動による溶岩ドームですが、第二次大戦中のことで噴火活動は秘匿され、噴火の記録は地元の郵便局長(銅像)により記録され、私有地として保有した事で世界的にも珍しい【個人の私有地にある火山】となります。郵便局長の観察記録は山麓の三松正夫記念館に展示があります。
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この時間は物産店等は営業時間前です。雲がたれ込める山が「有珠山」でロープウェイが架けられています。洞爺湖・有珠山上空には低気圧が横たわり晴天でないのが残念至極です。
全盛期はあまりの強さに不人気だった北の海親方の出身地(有珠郡壮瞥町)はすぐ近くなのですが、若い人には知らない横綱かも知れません。