201201_14
見上げみる
「稲荷山古墳」です。さいたま史跡博物館HPには上空からの写真がありますが、復元された古墳の全長120m、高さ12mのはやはりデカイです。HPの前方部分が壊された写真と比べると現在の姿とは別ものです。古墳の歴史的認識の低い時代を経て、これだけの財産を後世に残せたのは嬉しい事です。さらに昭和43年の調査で発掘された『金錯銘鉄剣』は日本の古代史にどれだけの衝撃を与えた事か…。
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「稲荷山古墳」隣は全長90mほどの「将軍山古墳」です。明治27年(1894)の地元の人達が発掘作業により横穴式石室が見つかり馬具や太刀などの副葬品が発掘されています。その後古墳の崩壊が進んだ事から修復作業が施され古墳内部の状態を再現した「将軍山古墳展示館」が完成しています。
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「将軍山古墳展示館」には本館の入館券で入れます。規模こそ大きくはないのですが、ご本人埋葬の姿や副葬品の数々などは意外や意外の出来です(笑)。以前、高松塚古墳では愕然とした事がありましたが、こちらの方がイメージとして判り易いでしょう。副葬品の実物は本館に展示があるそうです。
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国道沿いに古い時代の石柱がありました。【史蹟 将軍塚・稲荷山・ボチ山(?)】とあります。埼玉古墳群では丸墓山古墳と稲荷山古墳は登ることができますが、平地から見あげると古墳は普通の丘か小山にしか見えません。不可思議だったのはやたら大きな丸墓山古墳だけが円墳(前方を壊した様子はありません)他は前方後円墳なのですが…。