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埼玉県本庄市の話を聞いて出かけてみました。本庄市は県庁所在地のさいたま市(浦和)までJR高崎線で70分、群馬県の高崎までJRで20分の【小手をかざせば群馬県】です。誘致した早稲田大学は在来線駅から3㌔以上も離れ上越新幹線の「本庄早稲田駅」なので新幹線通学ですかねぇ。この街一の高層建築は市役所で旧本庄城跡のようです。歴史的には有力な武士団は皆無で江戸時代には本庄藩が廃止廃城となり、却って宿場町の繁栄となった要因のようです。城は「城山稲荷神社」周辺のようですが、なんとまぁ残念至極な姿となっています。 【Pt ↓】
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江戸時代は京都までの69宿場の「中仙道」の大規模な宿場町として栄えました。明治16年に上野~高崎間の鉄道が早々に繋がり河川利用での舟便は本庄までは可能で、そんな事から上州よりの絹製品の集積場としても繁栄していきます。更に大東亜戦争末期では熊谷や伊勢崎桐生ほどの軍需工場がなく空襲被害にあわず古い街(というより家屋)が残りました。
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市が作成するパンフレットやマップは充実していて一日での観光は無理かも知れません。Pt↑は「旧本庄警察署」の建物です。令和2年2月迄は歴史民俗資料館でしたが閉館となり現在は見学不可でした。明治16年(1883)の建築で明治洋風建築に特徴が見られます。この形式の建物は現存率が高く珍しくはないのですが外観から見て状態は良いようです。
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Ptは明治29年完成の「旧本庄商業銀行の寄棟瓦葺二階建て煉瓦造の倉庫」で「本庄レンガ倉庫」として開放されています。本庄商業銀行は明治27年に絹製品の集積地とした繫栄し始めた時代に開業。倉庫は貸付金の担保物件の絹製品を保管しておくために建てられたもので、1997年6月に国の登録有形文化財建造物に指定されています。
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室内は展示施設になっています。以前は地元のローヤル洋菓子店の店舗兼工場だったそうです。元々繭や糸を収納する倉庫なので大きな窓は通風を考慮したものでしょう。壁には漆喰が塗られたようで、壁の白い部分は剥がした跡です。壁はかなりの厚さで造られ富岡製糸場の木造に煉瓦貼りと異なり現代の耐震構造的にも問題はないそうです。一大煉瓦生産地であった深谷が隣町ですか建材の入手も容易かったのでしょう。展示は金讃神社の山車の模型です。
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倉庫2階には展示物等はなくピアノが2台置かれ多目的ホールとして運用されているようです。屋根裏の構造が丸見えで、三角形を組み合わせた強度の強いキングポストトラスト構造になっています。明治29年ならば建設作業員は洋建築など殆んど知らないはずですからと感心してしまいます。
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毎度の如く駆け足となってしまいました(苦笑)。Ptの自販機の絵は本庄市のゆるキャラ「はにぽん」です。市内で発掘された「笑う盾持人物埴輪」を題材としてた埴輪と本庄で「はにぽん」です。2016年のゆるきゃらグランプリで2位だったそうで侮れません。