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児玉郡神川町には「武蔵二宮金鑚神社」があり本庄市千代田にも同じ社名の「金鑚神社」が鎮座しています。神川町の金鑚神社を訪れた帰路に本庄・金鑚神社前を通りかかり、いずれ来てみようと思っていました。神社は本庄駅から徒歩20分程度の歩ける場所にあります。Pt↑)鳥居の神社扁額には東松山の箭弓稲荷と同様な屋根状の囲い(?)が付く珍しい形式になっています。
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社伝によると欽明天皇2年(541?)に武蔵七党・児玉党の氏神として創建、以後本庄城主の信仰が厚かったとあります。社殿は本殿が享保9年(1724)、拝殿が安永7年(1778)、幣殿は寛永3年(1850)再建のいわゆる”権現造り形式となっています。ご祀神は天照大御神・素戔嗚尊・日本武尊とあり神川町の武蔵二宮は「御室山」を神体として天照大御神・素戔嗚尊が祀神なので、こちらでは武蔵二宮を創建した日本武尊が祀神に加わっています。
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今年は中止となりましたが11月の例大祭の「本庄祭り」では各町内からの北関随一と称される山車の曳き回しが行われます。神社にはカヤ、モミ、大門、金鑚神楽等々の本庄市指定文化財があり、特に樹齢約350年以上と推定される幹回り5.1m、高さ約20mの御神木の楠木の巨木は埼玉県指定の天然記念物となっています。【左の巨木が楠木、右はカヤです】
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古社だけあって摂社の数は多いようです。驚きかつ感激したのが神社裏の松の木にあった「蝉の抜け殻」です。抜け殻自体はそう珍しいものではありませんが、この枝だけで8個残っています。蝉の変身は7月ごろなので12月になっても残っているのはかなり珍しいでしょう(笑)
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