210210_01
久々の『東京大神宮』、TV放映の影響でいつの間にか「婚活の神様」で有名になっています。いつの年だったか三が日の初詣参拝者が2万人を超え、その列は飯田橋の駅近くまで続いた事がありました。さして広くない社殿に2万人とは大変な混雑だったでしょう(笑)。
・・・・・・・・
210210_05
ご祀神は「天照皇大神」と「豊受大神」を主たるご祀神とする伊勢神宮の「東京支店」的神社です。いつも思うのですが、皇祖神の「天照皇大神」が”縁結びの神様”とは妙な話なのですが。元々は1880年に有楽町に鎮座した皇大神宮遙拝殿が起源で「日比谷大神宮」と称しました。1828年に現在地に再建・遷座して「飯田橋大神宮」となり、昭和21年に現在の「東京大神宮」として再発足しています。
・・・・・・・・・・・・・・・
210210_03
婚活の神様として多くの女性参拝者が訪れているのは、明治年間に神社の母体の神宮奉賛会が神前結婚の儀式を創設し、その後神前結婚式のスタイルを全国に広められことにより、「神前結婚式発祥の神社」から「婚活の神様」となったようです。現在でも神前結婚式は某百貨店の関連会社により併設の「東京大神宮マ●ヤサロン」で運営されています。
・・・・・・・・・・
210210_08
伊勢神宮では天照皇大神「内宮」の食事係が豊受大神「外宮」簡潔にはという関係になります。古代の日本では食事は1日2食で、朝食は午前8時(冬期は9時)、夕食は午後4時(冬期は3時)で、この時間は
天照皇大神の食事休憩となります。休憩中のお願い事をすれば不機嫌なのは当然のことです(笑)。
・・・・・・・・・・・
210210_04
神門脇にある境内社の『飯富稲荷神社』です。日比谷に鎮座していた時代から境内社としてあり、飯田橋の移転で昭和3年に遷座してきています。ご祀神は「稲荷大神」と土地の守護神「大地主大神」となっています。9代目市川團十郎の信仰が篤く芸能の神としても知られているようです。
・・・・・・・・・・・・・・
210210_07
東京大神宮からJR飯田橋へ向かう途中の少しばかり奥まった場所に鎮座しているのは『桐生稲荷神社』です。調べてみても創建の年や、神社の謂れは不明です。屋敷内神社で主が移転して神社が残ったということでしょうが、稲荷社ではこのような歴史が多いようです。神社の社額や神使の姿が新しくしっかりと管理されているようすです。