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鴻神社は鴻巣の総鎮守社として明治6年(1873)に近くの氷川社、熊野社、雷電社の三社をまとめて「鴻三社」としたのが始まりで、後に日枝社、東照宮、大花稲荷、八幡社を合祀して『鴻神社』とています。実際は更に多くの合祀神社があり、三狐稲荷神社、幸の宮弁天社、夫婦銀杏、なんじゃもんじゃ稲荷、疱瘡神、冨士講や裏手の合祀社には県内から稲荷社などなど、主祀神繋がりに意味不明感が漂う神社です。
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前回訪れた時は神社前のバス亭の名称が「雷電神社前」でしたが、今回は「鴻神社」に変わっていました。元々に雷電社があった場所が鴻神社となったので、バス停が「雷電神社前」だったのでしょう(笑)。神社入口には「鴻巣総鎮守」の看板が堂々としています。珍しいのは境内の「三狐(さんこ)稲荷神社」で、天狐・地狐・人狐の三狐を祀り縁結びや縁切にご利益があるそうです。五穀豊穣や商売繁盛とも伏見や曹洞宗系とも関連がないようです。
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よく勘違いされるのは「赤ん坊をコウノトリ運んで来る」のはヨーロッパでの伝承で日本にはありません。鴻巣の地名の由来となった「コウノトリ伝承」は子宝授かりとは全く違うものです。子宝祈願なら同じ鴻巣市の「三ッ木神社」が、あらゆる婦人病に霊験ありということで江戸時代は遠路遥々の参拝者で賑わいました。赤く塗られた猿の人形で知られる神社です。
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