旅の案内人・リターンズ

「NPO江戸東京文化研究会」のスタッフ日記です。観光案内にないような話も…

東京都下

国立市・谷保天満宮

170317_01
国立市谷保(やぼ)の『谷保天満宮』です。延喜3年(903)の創建とあり東日本最古の天満宮で「湯島」・「亀戸」と並んで関東三天神と称されています。主祀神は菅原道真公。例の一件で道真公は九州へ左遷となり、三男の菅原道武は武蔵国に流されています。その道武公が父を祀る廟を建てたのが始まりとされています。適度な”うらぶれ感”もあって実に味わいのある神社です。JR南武線・谷保駅下車、徒歩5分程。甲州街道を渡り、一の鳥居から参道を進みます。付近は河岸段丘地形なのか、二の鳥居から本殿へは階段を下る出雲大社的な珍しい配置となっています。神域には「鶏」が神使なのでしょうか、鶏が数羽放し飼いになっています。狐や狸や猫に襲われる危険はないのでしょうかねぇ。
170317_02
明治41年(1908)有栖川宮威仁親王一行が日比谷公園から車列を連ねて甲州街道を谷保天満宮まで走ったのが”日本初のドライブツアー”なんだそうで、天満宮梅林には「有栖川宮威仁親王殿下台臨記念」の碑があり、宮様御一行が昇殿参拝して帰途に就いたことから谷保天満宮が交通安全発祥の地なんだそうです。実に説得力のあるお話です。
170317_03170317_04170317_05

江戸東京たてもの園…(1)

edo_1
何処だか判らない漁村の風景とお決まりの富士山、銭湯と云えばこの風景画です。ここは東京都小金井市の『江戸東京たてもの園』内の展示施設で両国の『東京都江戸東京博物館』の分館として江戸時代から昭和初期までの建物が約30棟ほど展示されています。多くの建物は内部まで入れるので、全施設を見て廻るだけで約2時間はかかります。
電車利用なら=JR中央線武蔵小金井駅下車→バス7分「小金井公園西口」下車→徒歩5分
20110824_02
これらは『東京たてもの園』の東ゾーンの一画です。正面が足立区千住元町から移築した『子宝湯』でオリジナルは昭和4年の建築物です。手前が港区白金の『小寺醤油店』・昭和8年。さらに江戸川区南小岩の和傘問屋の『川野商店』・大正15年。右側緑のフェンスの場所に『万徳旅館』が準備中です。この東ゾーンだけでも12棟の移築建築物があります。
20110824_03
こちらのは西ゾーンの綱島家(農家)です。世田谷区から移築した江戸中期の建物です。西ゾーンには3棟の茅葺家屋が展示されていますが、どの建物も丁寧に再現されています。防虫効果のため囲炉裏で火を炊いているのには参りました‥。こちらの建物も上がりこむことができます。畳の上に座って周囲を見渡すと、なんとなく「懐かしい気持ち」が沸いてきます。
20110824_04
こちらは園内に転示されている実物の大砲です。この大砲は明治4年9月より皇居本丸跡(現皇居東御苑本丸御殿跡地)に設置され、時の兵部省により正午の時刻を知らせるために使用されていました。正午になると”ドン”と一発発射!は昭和の初期まで続けられたそうです。現在に皇居東御苑の芝生内なには石碑がポツンとあるだけ、実物がここに保存されています。ご覧の様な”テキトウ”な展示となっています。いっそ返還してもらった方が大砲のためかも知れません。

大國魂神社・(2)

20110706_03
府中駅から旧甲州街道を渡ると大國魂神社の社号票と大鳥居があります。隣の”府中観光情報センター”には府中の観光案内やパンフレットが置いてありますので手に入れておきましょう。参道を進むと「随神門」が見えてきます。この近辺は奈良時代から平安時代にかけて関東(古代武蔵国)の政治・文化・経済の中心として賑わった地だったのでしょう。神社の空気感や樹齢を重ねたケヤキ並木などにも2000年の時の流れや”神々が憩う場所”という感じに溢れています。
20110706_04
「随神門」は再建されたばかりなので”木の香り”が漂っています。門を守る神様の像は本殿側の恵比寿天、大黒天など四体。大変カラフルの造られています。この先にさらに中雀門があり拝殿、本殿となります。元々が武蔵の国中の神社を一ヶ所に集めて祀ったとされていますが、主たる祭神が出雲の大国主神と同神となっており、神社の由緒書きには『大昔武蔵野国を開かれて人民に衣食住の道を教えられ医療法やまじないの術を授けられた御方で俗に福神又は縁結びの神として著名な御方』とあります。さらに武蔵野国の著名な神様の揃い踏みです。

大國魂神社・(1)

20110706_01
京王線「府中駅」を出てケヤキ参道を大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)へ向かいます。約500mにおよぶケヤキ参道は「馬場大門のケヤキ並木」といい、1062年に源頼義・義家親子が寄進したとされ、大正13年に日本で2番目の天然記念物に指定されているそうです。旧甲州街道に面して大鳥居があり神社参道が始まります。今の季節は樹齢を重ねたケヤキの緑が深く実にとても良い感じです。大國魂神社はこの地に鎮座して1900年となるそうで、景行天皇41年(111年)と云われてもピンときません。とんでもなく古い神社ということです。武蔵國の著名な神社六社を合祀しており本殿の西殿・中殿・東殿に各々祀られています。
20110706_02
鎌倉幕府、北条氏、足利氏、徳川幕府と崇敬され、明治維新以降は準勅祭社。さらの官幣小社とし続き、格式の高い『東京五社』となっています。『東京五社』というのがチョット判りにくいです。「大國魂神社」・「東京大神宮」・「靖國神社」・「明治神宮」・「赤坂日枝神社」で『東京五社』なのですが、「赤坂日枝神社」は『東京十社』にも名を連ねていますし‥。
月別アーカイブ
  • ライブドアブログ