JR王子駅近くには由緒のある神社が2社あります。1社が東京十社でもある『王子神社』。もう1社が歩いて10分程の落語の『王子の狐』でもあ知られる『王子稲荷神社』です。創建は平安時代以前と云われ、ご祀神は宇迦之御魂神・宇気母智之神・和久産巣日神の3柱。社殿の建物は11代将軍・家斉の寄進とされます。江戸時代には『王子稲荷』は関東三十三ケ国の稲荷惣司【ここでの関東三十三か所は京都より「東」という意味】を掲げていました。
・・・・・・・・・・・・
「関東稲荷稲荷惣」を巡っては、湯島の「嬬恋稲荷神社」と訴訟関係となり、結果「王子稲荷神社」は敗訴、「関東稲荷惣司」称号使用を剥奪されています。現在「嬬恋稲荷神社」はかなり衰退しておりこんな歴史は全く感じられません。他にも鉄砲洲の「鉄砲洲稲荷神社」や早稲田の「水稲荷神社」では紛らわしい”関東稲荷惣領職”を掲げており、いずれも参拝者の集客手段だったのかも知れません。
・・・・・・・・・・・
『王子稲荷神社』には大晦日の夜に諸国のキツネ達が神社近くの”榎”の下で装束を整え『王子稲荷神社』に初詣するという伝承でがあり、装束を改めたのが「装束稲荷」で、その伝承を元に平成5年大晦日から」その伝承を元に「狐の行列」の行事が復刻されました。歌川広重の「名所江戸百景」の『王子装束ゑの木大晦日の狐火』」はよく知られています。徳川家からは社格200石という破格の扱いを受けて、江戸時代には人気の神社だったのでしょう。
・・・・・・・・・・・・
『王子稲荷神社』は幼稚園を併設しているため、平日は神門側からの参拝路は施錠されています。地形的には赤羽まで続く馬の背状の大地の中腹にあります。江戸時代なら眼下に田畑が眺める場所のようで、人の数より狐のほが多かったのでしょう。それでも桜の名所の飛鳥山~音無渓谷~王子神社~王子稲荷神社は江戸時代は人気のスポットだったのでしょう。
・・・・・・・・・・・・・・
内拝殿の天井には色彩豊かな天井絵があります。社殿の右奥に社務所、さらには江戸時代から伝わる「願掛け石」は願いごとを唱えながら石を持ち上げると、叶う願いなら石は軽くとの伝承です。さらに奥にある「狐の穴跡」は落語「王子の狐」の舞台なのですが。残念ながら今回は工事中のため立ち入り禁止になっていました。
・・・・・・・・・・
施錠されていますが幼稚園側の「神門」です。妙な違和感を感じて調べてみました。この門の姿は「薬医門/」やくいもん」形式と称し、主柱と控柱に支えられた屋根の棟を主柱からずらす建 築形式で、矢を受け止める“矢喰い門”が転化したものとも言 われるようです。現在は神社の神門でこの「薬医門」形式は珍しいそうです。
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
「関東稲荷稲荷惣」を巡っては、湯島の「嬬恋稲荷神社」と訴訟関係となり、結果「王子稲荷神社」は敗訴、「関東稲荷惣司」称号使用を剥奪されています。現在「嬬恋稲荷神社」はかなり衰退しておりこんな歴史は全く感じられません。他にも鉄砲洲の「鉄砲洲稲荷神社」や早稲田の「水稲荷神社」では紛らわしい”関東稲荷惣領職”を掲げており、いずれも参拝者の集客手段だったのかも知れません。
・・・・・・・・・・・
『王子稲荷神社』には大晦日の夜に諸国のキツネ達が神社近くの”榎”の下で装束を整え『王子稲荷神社』に初詣するという伝承でがあり、装束を改めたのが「装束稲荷」で、その伝承を元に平成5年大晦日から」その伝承を元に「狐の行列」の行事が復刻されました。歌川広重の「名所江戸百景」の『王子装束ゑの木大晦日の狐火』」はよく知られています。徳川家からは社格200石という破格の扱いを受けて、江戸時代には人気の神社だったのでしょう。
・・・・・・・・・・・・
『王子稲荷神社』は幼稚園を併設しているため、平日は神門側からの参拝路は施錠されています。地形的には赤羽まで続く馬の背状の大地の中腹にあります。江戸時代なら眼下に田畑が眺める場所のようで、人の数より狐のほが多かったのでしょう。それでも桜の名所の飛鳥山~音無渓谷~王子神社~王子稲荷神社は江戸時代は人気のスポットだったのでしょう。
・・・・・・・・・・・・・・
内拝殿の天井には色彩豊かな天井絵があります。社殿の右奥に社務所、さらには江戸時代から伝わる「願掛け石」は願いごとを唱えながら石を持ち上げると、叶う願いなら石は軽くとの伝承です。さらに奥にある「狐の穴跡」は落語「王子の狐」の舞台なのですが。残念ながら今回は工事中のため立ち入り禁止になっていました。
・・・・・・・・・・
施錠されていますが幼稚園側の「神門」です。妙な違和感を感じて調べてみました。この門の姿は「薬医門/」やくいもん」形式と称し、主柱と控柱に支えられた屋根の棟を主柱からずらす建 築形式で、矢を受け止める“矢喰い門”が転化したものとも言 われるようです。現在は神社の神門でこの「薬医門」形式は珍しいそうです。
・・・・・・・・・・