旅の案内人・リターンズ

「NPO江戸東京文化研究会」のスタッフ日記です。観光案内にないような話も…

杉並区

氷川神社と気象神社

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この時期は午後の時間帯になると日の廻りが悪くパッとしないPtになりがちです。杉並区高円寺南、JR高円寺駅から徒歩5分にある『高円寺・氷川神社』です。氷川神社は大宮の氷川神社を筆頭に埼玉・東京・神奈川に数多く鎮座しご祀神は「素戔男尊」となっています。氷川神社は川や沼や水田に関連のある地形に多いのですが、高円寺も遥か昔にはそんな感じだったのでしょう。例によって源頼朝の奥州征伐の際に部下に命じて建てたとかの伝承があるようです。
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神社自ら「全国でここだけ」を標榜していますが、境内摂社に「気象神社」があります。こちらのご祀神は『八意思兼命/やごころおもいかねのみこと』で日本神話に登場する知恵を司る神なんだそうです。元は帝國陸軍の気象部構内に昭和19年(1944)に造られ気象観測の的中を祈願したのですが、戦後の撤去作業で漏れ昭和23年(1948)にこちらへ遷座したものです。後に気象予報士制度が始まると気象予報士を目指す人達が参拝するようになりました。摂社ですからさほど大きくはありませんが奉納絵馬の数は驚くほどの数です。
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阿佐ヶ谷神明宮

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Pt↑)本殿の中央には「天照大御神」。摂社(身内筋)には右に「月読命」、左には「須佐之男命」が祀られています。こちらはJR阿佐ヶ谷駅から徒歩2分ほどにある「阿佐ヶ谷神明宮」です。本殿・拝殿・神門・参道・大鳥居と見事な造りの神明宮となっています。いきなり映像だけ見せられたら東京都内の神社とは気が付かないかもしれません。比べるのは無意味で難しいのですが飯田橋の「東京大神宮」を超えるよい雰囲気です。
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神明宮HPには・・【平成21年秋に「平成の大改修」が無事竣工し、神明作りの御殿・神門、新しい祈祷殿・能楽殿などが誕生致しました。 境内地は約3000坪のうっそうとした森をなしており、シイ、カシ、クス、ケヤキ、イチョウ等の巨木も多く東京都内最大級の伊勢神宮勧請の神社】・・とあります。神社の創建は1190年(建久元年)とされ、日本武尊が東征の帰途に阿佐ヶ谷の地で休憩し、日本武尊を慕った村人が一社を設けたのが始まりとあります。まぁこれは伝承にすぎないでしょうけど(笑)。東京にいて伊勢神宮のあの感じが漂っています。
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馬橋稲荷神社

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日頃は港区・千代田区の仕事が多く杉並・世田谷方面にはどうしても縁が薄くなりがちです。今回訪れたのは杉並区の『馬橋稲荷神社』です。JR中央線・阿佐ヶ谷駅下車徒歩10分程(高円寺駅からでも同じくらいです)。ここらも農道の跡なのでしょうか、狭く曲がりくねった道なので方向がイマイチ掴みにくいようです。住宅街にいきなり朱塗りの鳥居が現れます。一の鳥居から参道が150mほどで随身門。大きな鈴が吊ってあります。そして本殿へ・・。正直、杉並区にこれほど素敵な稲荷社があったとは驚きです。参道の並木が冬枯れているのは残念としても、長い年月地元の人達に寄り添ってきた神社の姿が感じられます。
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創建は鎌倉時代末期とされ旧馬橋村の鎮守で、ご祭神は宇迦之御魂 神と大麻等能豆神です。現在の社号は昭和40年の住居表示改正により「馬橋」の地名が消滅するのを憂いて『馬橋稲荷神社』に変更されそうです。Pt↓)の一の鳥居&二の鳥居、さらに二の鳥居には判りにくいのですが、高さ8mで見事な昇り龍と下り龍が彫られています。なんでもこの馬橋神社、品川神社ともう一社にしかなく”東京三鳥居”といわれています。拝殿の神使像には「願掛けキツネ」が多数ならんでいました。
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杉並・大宮八幡宮

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杉並区大宮に鎮座する『大宮八幡宮』は、東京の”重心”にあることから「東京のへそ」とも呼ばれ(誰が?)ています。さらには「武蔵野国の三大宮」だそうですが、他の2社が秩父の秩父神社とさいたま市の武蔵一之宮・氷川神社なのでどうみても格下のようです。創建は1063年(康平6年)に源頼義により岩清水八幡宮を勧請、鎮座して950年になります。境内からは弥生時代の遺跡が発掘されているので古代より人々が暮らし易い環境だったのでしょう。
八幡宮となれば、主祀神は「応神天皇」・「仲哀天王」・「神功皇后」です。”宮”が付くので菊の御紋章が注連縄の上や門扉に見ることができます。神域はパワースポット伝承や都市伝説にも取り上げられているそうですが”なるほどねぇ”と思える東京屈指ともいえる雰囲気を有しています。
表参道から入り一之鳥居、二之鳥居、神門を過ぎると総檜造りの本殿となります。縁結び・安産・子育てなど様々な御利益があると言われています。
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堀之内・妙法寺

022301022302江戸時代から「堀の内さん」や「お祖師さま」と呼ばれた杉並区堀之内・妙法寺は厄除で広く知られ「堀の内へ行ってくる」とは妙法寺に参拝することを意味し、吉原の遊女達でさえ代参を頼み”手ぬぐい”を奉納してもらっていたほどです。寺にある「日蓮」の祖師像が厄除けにご利益があるということで人々の信仰を集め、現在でも厄除けなど多くの人が参拝に訪れています。古典落語「堀の内」の題材としても知られています。東京メトロ丸の内線「東高円寺」下車、環七通りを徒歩10分ほどです。東京都有形文化財指定の『仁王門』や『祖師堂』をはじめ、本堂(三軌堂)、眼病や学問のご利益のある日朝堂など名刹です。環七通りからほんの少し入っただけなのですが大変に味わいのあるお寺です。

022304022303こちらは祖師堂隣の国指定重要文化財の「鉄門」です。「東京都」ではなく「国指定」です。この鉄門はニコライ堂や上野博物館等、日本の近代建築の恩師とされる英国人ジョサイア・コンドルの設計によります。年代的には来日第一作ではないかと云われているそうです。洋風のようで日本古来のモチーフが折り込まれている折衷様式だそうですが、カラフルな鳳凰が冠されたり、柱の上には子供の像があったりで意味不明の気がします。さらにはジョサイア・コンドルと云えばの”アカンサス”…イタリア地中海地方の植物…が付けられています。このお方は”アカンサス”しかアイディアがなかったのでしょうか?他の建築作品にも多用されています。まぁ時代が時代ですから”大丈夫!この文様はヨーロッパでは大流行だょ”的な大騙しだったのかも知れません。
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